FC2ブログ

弾薬箱とベルトリンク (Patronenkasten und Zwischenstück)

以前の日記「ドイツ軍正式カートとポーチについて」で弾薬箱について少し触れましたが、今回はドイツ軍で使用された弾薬箱である34年型(patronenkasten 34)と41年型(patronenkasten 41)、それとリンクベルト(Zwischenstück)について取り上げたいと思います。

M34ammobox2-2.jpg

M34弾薬箱。本体はアルミ製でフィールドグレイで塗装されています。戦場でかなり酷使されたようで塗装は剥げ、赤い錆止めのプライマーと金属面が露出しています。

photo_10.jpg

ドイツ軍の弾薬箱といえばこの形で、おなじみのタミヤの「小火器セット」にも入ってました。
戦争が始まると、航空機の材料となるアルミニウムは貴重品となり装備品はすべからく鉄製に変わります。


M41ammobox01.jpg

こちらは1941年に導入された弾薬箱。鉄製で後期標準塗装色であるダーグイエロー(ドゥンケルゲルプ)で塗装されています。

M41ammobox3-1.jpg

弾薬箱のフタは機関銃への装弾時にはトレイとなり、地面に弾薬がつかないよう工夫がされております。41年型のフタは地面に対して平らになるよう改良されており、ゴム製のパッキンもついて防水性を高めています。

M41ammobox4.jpg

フタの留め金も改良され、より本体に密着するようになっています。

M41ammobox5.jpg  
ちなみにハンドル部分は同じ仕様。片手で二つ同時に持ちやすいようになっています。

pk_03.jpg 
ベルトリンクに装着した状態で、250~300発のカートを収納することが可能です。
(Courtesy of http://www.mp44.nl/)
schussen31-2.jpg 
7.92mm小銃弾は300発入りの箱に15発入りの箱が20個入るようになっています。

IMG_0005.jpg
こちらは『"グロースドイッチュランド"師団写真集』に搭載されているMG42陣地の写真ですが、弾薬箱と消費された小銃弾の紙箱が写っています。

“グロースドイッチュランド”師団写真史―東部戦線におけるGD機甲擲弾兵師団1942‐1944
トーマス マックギール レミー スペツァーノ
大日本絵画
売り上げランキング: 119,705


次にベルトリンクの紹介です。

P1017552.jpg
ドイツ軍のベルトリンク。左側が34年型で、右側が補強リブの入った41年型。50発装着が可能です。米軍のリンクのように射撃後も番部分が外れることがありません。

1_20110109202717.jpg
戦闘の合間の一コマ。(マージャンではありません) ベルトリンクへの装弾は歩兵の重要な仕事でした。

フォト
セット完了!

new0059_20110109204131.jpg


FC2 Blog Rankingに参加しています。

←ポチっと応援お願いします!

Profile

エーデルマン

Author:エーデルマン
脳内の99%をドイツ軍が占めている、そんなアラフィフ親父です。
注)当時のドイツ軍の装備・生活用品に興味がありますが、特定の団体・思想を支持するものではありません。

↓管理人へのMailはこちらからどうぞ↓

Category
検索フォーム
FC2 Counter
Comments
Archive
Links
エーデルマンの参考文献
Ss-brigadefuhrer Und Generalmajor Der Waffen-ss Theodor "Teddy" Wisch
Ss-brigadefuhrer Und Generalmajor Der Waffen-ss Theodor "Teddy" Wisch
個人秘蔵の未公開写真が満載でLSSAHファンは必読の書。著者は友人

WWII ドイツ軍兵器集 〈火器/軍装編〉 (1980年) ワイルドムック
WWII ドイツ軍兵器集 〈火器/軍装編〉 (1980年) ワイルドムック
長年教科書だった本。小宮氏の「ドイツ軍の全貌」の解説がすごい

最強の狙撃手
最強の狙撃手
ドイツ軍No.2スナイパーの回顧録。狙撃シーンもすごいが、当時の兵士の生活も垣間見れる一冊

第2次大戦ドイツ軍装ガイド
第2次大戦ドイツ軍装ガイド
鮮明な写真による軍装品説明はブログ写真撮影の参考にしています

ドイツ軍装備大図鑑: 制服・兵器から日用品まで
ドイツ軍装備大図鑑: 制服・兵器から日用品まで
軍装品のカタログとも言えるボリュームは圧巻。実は密かに打倒を狙っていたり・・・

第2次大戦ドイツの自動火器
第2次大戦ドイツの自動火器
実物のFG42実射レポートを読めるのはこの本だけ

“グロースドイッチュランド”師団写真史―東部戦線におけるGD機甲擲弾兵師団1942‐1944
“グロースドイッチュランド”師団写真史―東部戦線におけるGD機甲擲弾兵師団1942‐1944
ドイツ国防軍好きなら買って損はなし

図説ドイツ軍用銃パーフェクトバイブル (歴史群像シリーズ Modern Warfare MW)
図説ドイツ軍用銃パーフェクトバイブル (歴史群像シリーズ Modern Warfare MW)
ドイツの軍用銃の専門書でビジュアル的に見ていて楽しい

ドイツの小銃拳銃機関銃―歩兵兵器の徹底研究 (光人社NF文庫)
ドイツの小銃拳銃機関銃―歩兵兵器の徹底研究 (光人社NF文庫)
ドイツ軍用銃のバイブル的な書。ドイツ軍スナイパートップ3への一問一答が興味深い

Feldbluse: The German Soldier's Field Tunic, 1933-45
Feldbluse: The German Soldier's Field Tunic, 1933-45
M33からM44までドイツ陸軍の野戦服を網羅。特にM36以前の野戦服は必見

Rations of the German Wehrmacht in World War II
Rations of the German Wehrmacht in World War II
とにかく当時のドイツ兵が食べていた糧食にこだわった一冊

武器と爆薬―悪夢のメカニズム図解
武器と爆薬―悪夢のメカニズム図解
迫撃砲はどうやって砲弾を飛ばすのか?小銃擲弾は?ほかにも大砲や爆弾のしくみを源文マンガでわかりやすく解説

グラフィックアクション GRAPHIC ACTION 1993年 No.17
グラフィックアクション GRAPHIC ACTION 1993年 No.17
このシリーズは市場で見つけたら買うべし

ドイツ武装親衛隊軍装ガイド (ミリタリー・ユニフォーム)
ドイツ武装親衛隊軍装ガイド (ミリタリー・ユニフォーム)
WSS専門だけど全部実物!

鼠たちの戦争〈上〉 (新潮文庫)
鼠たちの戦争〈上〉 (新潮文庫)
映画「スターリングラード」の原作本的な内容だが100倍面白い

鼠たちの戦争〈下〉 (新潮文庫)
鼠たちの戦争〈下〉 (新潮文庫)


スターリングラード 運命の攻囲戦 1942-1943 (朝日文庫)
スターリングラード 運命の攻囲戦 1942-1943 (朝日文庫)
塹壕から故郷へ送った兵士の手紙が興味深い「クリスマスはドイツ風に」の章は涙なくしては読めません

ケルベロス 鋼鉄の猟犬 (幻冬舎文庫)
ケルベロス 鋼鉄の猟犬 (幻冬舎文庫)
ヒトラーが暗殺された後の撤退戦を描いた架空小説。小道具にこだわるところがマニアっぽい

泥まみれの虎―宮崎駿の妄想ノート (大日本絵画)

ナルヴァ戦線で活躍したオットー・カリウスの自伝を宮崎駿監督が漫画化。「ティーガー薬局」を営むカリウスを訪問しインタビューという企画が素晴らしい

Flag Counter