M31ツェルトバーン付属品 (Zubehör zum Zeltbahn 31)

先週末、私と家族が乗っていた車が信号待ちしている時に、後ろから走ってきた車に追突されました。(所謂“おかま”です) ぶつかった衝撃は強烈でしたが奇跡的に車は無傷、体も特に異常が無かったので相手の名前を聞くこともせず現場を立ち去りました。それから2日後、急に首が痛みだし、病院で診察してもらうと、なんと「むちうち症」とのこと。さらに妻と子供も同じ症状。。。当然、名前を聞いていない相手には連絡することもできず、治療費は全額自己負担です(泣) まぁ、噂によればこの国(某中米国)のドライバーの8割方が無保険らしいので名前を聞いた所で無意味だったのかも知れませんが・・・何かの罰が当たったのでしょうか?

さて、気を取り直して本日のネタはM31ツェルトバーン(Zeltbahn 31)の付属品です。

zeltacc1.jpg
戦前の木製ペグがセットになった付属品一式は既に持っており、これ以上コレクションを広げるつもりは無かったのですが、テントペグにバリエーションがあること、テントロープに正規モデルが存在していることを幸運(不幸?)にも某マイミクさんの日記で 知ってプチ泥沼化してしまいました。(現在本泥沼化しているガスマスクの付属品に比べれば可愛いもんですが) コツコツと集めて約半年、完全ではありませんがなんとかコンテンツ化できるようになったので本日アップしたいと思います。

oluj_11.jpg

こちらは付属品を持ち運ぶ為の収納袋(Zubehörbeutel)です。

【収納袋】
zeltacc36.jpg  
M31ツェルトバーンをテントとして使う際に必要な付属品は、この収納袋(Zubehörbeutel)と共に兵士に支給されました。キャンバス地に一つまたは二つボタンで留める蓋と革製のストラップが付いています。

収納袋には下記の3点が入っております。(H.Dv. 205/1より)

-M92テントロープ 1本 (Zeltleine 92)
-M01テントポール 1本 (Zeltstock 01)
-M29テントペグ 2本 (Zeltpflöcke 29)

それでは付属品を一つずつ見ていきましょう。

【テントロープ】
     
     zeltacc111.jpg
まずはM29テントロープ (Zeltleine 92)です。正規のものは長さ2m、太さ4mmの麻のロープで黒染めされているのが特徴です。両端には4cmのループがあり、テントポールとテントペグを結ぶようになっています。1892年の採用ですから、第一次大戦でも使われました。

【テントポール】
zeltacc37.jpg  

こちらはテントポール(Zeltstock 01)です。長さは37cmです。このテントポールも1901年に採用とツェルトバーン本体よりも歴史が古いです。通常一人の兵士に一本の支給なので、テントを立てる際には4人分のテントポールが必要でした。
zeltacc4.jpg
接合する部分はスチールで板張り補強されています。このようにして繋げていきテントの支柱にします。ちなみに4本繋いだ時の長さは135cmになります。

最後にテントペグです。

【スチール製テントペグ】

付属品の中で唯一更新されたのがM29テントペグ(Zeltpflöcke 29)です。
zeltacc35.jpg
当時の資料にはM29テントペグ は26cmとありますが、こちらは25.5cmと微妙に長さが違います。材質も当初はアルミニウムで作られていましたが、このペグはスチール製です。

zeltacc182.jpg   
刻印があり、“1.Fnl : 17”と読めます。もしかすると1917年製のペグでしょうか?調べたところ、第一次大戦でもこのタイプのペグが使われたそうです。1929年に採用になったペグとの違いがよく分かりませんが、今後アルミ製のM29テントペグを入手する機会があれば比べてみたいと思います。

【スチール製テントペグ】
  zeltacc131-1.jpg   
こちらもスチール製のペグです。長さは約25cmでこれも規定の長さよりも少し短くなっています。鋼板をプレス加工して作られており、戦争中期以降の製造工数・材料削減の努力が伺えます。

【ベークライト製テントペグ】

      zeltacc33.jpg  
ベークライト製のペグもアルミニウム・スチールの節約の為に導入されました。以前紹介した“ココナッツ”水筒と同じく、木にフェノール樹脂を含浸させ耐久性を高めています。長さは26cmで上部先端の厚みは2cmです。

zeltacc17.jpg
メーカーコードの“GS”と製造年を示す“42”の刻印があります。

【木製テントペグ】

    zeltacc22.jpg
木で出来たペグは第一次大戦のタイプですが、アルミニウムに続き、スチールの節約が必要となった第二次大戦中でも使用されました。他のペグと同様、長さは26cmで両端がスチールの板で補強されています。
zeltacc25-1.jpg  
上部先端には、テントのロープを引っ掛ける為の突起棒があります。


zeltacc29-1.jpg  
ペグの先端部の比較です。(左から木製・スチール製・スチール製・ベークライト製) 
材質及び形状でスチール製のペグが地面に対して挿し易くなっているのが一目瞭然です。

zeltacc31.jpg


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