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大型ワイヤーカッター(Große Drahtschere)

ご無沙汰しております。世の中は悪質タックル問題が取り沙汰されていますね。実は私も大学時代にアメフトに近い接触の激しいスポーツをやっていまして、「潰してこい」という指示は、やはり「ケガさせるくらいハードにいけ」という意味でした。ただし「潰しにいく」のはあくまでプレイ中のことであって、プレイ後にあんな行為をしたら即刻退場でしたし、チームの名誉を汚したということで試合後にコーチや上級生からボコられるのは必然でした。(それはそれで問題ですが・・・)
監督やコーチが会見でそんなつもりで言っていないとか、反則の瞬間を見てなかったなど説明していましたが、一回目の反則の後も出場させ続けたのは、故意にケガさせるつもりであったことを認めたも同然だと思います。

旬のネタで前置きが長くなってしまいましたが、本日は以前から「やるやる」と言っていた工兵のアイテムをアップしたいと思います。

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こちらは本日のネタ、工兵が鉄条網の切断に使用した大型のワイヤカッター(Große Drahtschere)です。

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陣地の前面に構築され敵歩兵の侵入を防ぐ鉄条網は、日露戦争や第一次大戦で大々的に使用され「戦車・機関銃」と共に世界三大発明と言われています。陣地攻撃をする際、まずは工兵が先頭に立ちワイヤーカッターや爆薬を使って鉄条網の破壊作業を行います。

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トーチカを攻撃する戦闘工兵部隊。

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ワイヤーカッターと工兵。

ワイヤーカッターについての記述は少ないですが、こちらが参考となります。

“グロースドイッチュランド”師団写真史―東部戦線におけるGD機甲擲弾兵師団1942‐1944

グロースドイッチュランドの各歩兵中隊には火焔放射器が2個ずつ装備されていた。これは同師団の特権であった。ソ連軍は市外戦の名人で、特に戦争前半の後退戦では、本隊が撤退してからかなり経っても狙撃兵や工兵のチームが残っているなど、非常に巧みなところを見せている。村落や市街地を区画ごとに手早く効率的に掃討するには、歩兵工兵中隊から送り込まれる特殊技術兵の分遣隊(火焔放射器や爆薬、ワイヤーカッター、自動火器などを豊富に備えていた)が最も適任だった。

-グロースドイッチュランド”師団写真史―東部戦線におけるGD機甲擲弾兵師団1942‐1944より-



それでは、ワイヤーカッターの詳細を見ていきましょう。

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ワイヤーカッターの寸法は横63cm、縦14.5cmでマニュアルと同じでした。

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ハンドルを開き、梃子の原理でワイヤー(有刺鉄線)を押し切ります。
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カッターの先端にはガイド部があり、ワイヤーを確実に刃に到達させるような構造になっています。なお本来はカッターの刃はピッタリと閉じているはずですが、何故かこのカッターは隙間があります。

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刻印があり、WaAマーク、メーカー名は不明ですが"Solingen"と"1937"、陸軍の所有物を意味する”H"の文字が読み取れます。

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ハンドル部分は樹脂で固めた紙製で、上部にはリング状のストッパー当てが別パーツで付いています。

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ハンドルの端は小豆色のベークライト製で、色はワルサーP38のグリップに似ています。

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このワイヤーカッターは、車載用として有名ですが、携帯する為の収納ケースも用意されています。
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収納ケースの本体はウェブ製。全長は68cmでワイヤーカッターがすっぽりと収まるサイズです。背面にはベルトループがあり、ウエストベルトに装着できます。

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蓋側の穴にスナップで留める簡単な仕様です。

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ワイヤーカッターの先端が当たる部分は本革で補強されており刻印があります。

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WILH. BRAND
HEIDERBERG
  1937
 WaA 204
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工兵関連のアイテムは工具系はノコギリや斧、スコップ、装備系は背嚢やサイドポーチがありますが、いずれも人気があってあまり市場には出てきません。また収納ケースは特にレアで見つけても本体よりも高い(場合によっては数倍)とコレクター泣かせのアイテムです。

ケースが揃うのを待っていたらいつまでたっても更新できないので、本体を見つけたらとにかくゲット、収納ケースは後付けという形で紹介していきたいと思います。

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工兵用鋸(Stichsäge)

こんにちは。3連休の中日、どうお過ごしでしょうか?ついに気温は35℃を突破、外出する気力も無く、家でのんびりと録り溜めたビデオでも見ようと思っています。

さて、本日は工兵部隊に支給された鋸(Stichsäge)を紹介します。

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陣地構築の際の部材の切り出しや、ワイヤカッターでは対応できない太さの線や鉄条網の支柱を除去するのに使用されました。サイズは全長55cmでブレード部は42cmです。

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刃は47山で両目に付いており、引いても押しても切れるようになっています。粗目の為、どちらかと言うと木材向きのようです。

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ブレードにはメーカー“WINTERHOFF & CO”と陸軍(Heer)に1941年に納品された“H 1941”、アムト“WaA”の刻印があります。
 

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ハンドルは力の入れやすい洋ノコ型です。リブ入りプレス加工のスチール製、握り部分は木製です。

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こちらはウエストベルトに鋸を吊り下げて携行する為のカバーです。中央には銃剣の鞘を通す為のループもあります。ベルトと銃剣ループは牛革、本体は人造皮革(圧縮されたボール紙製)で作られています。


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本体ブレードの収納部は木製でそれを人工皮革で覆っています。

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ブレードを収納した状態。



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こちらは1940年の刻印のある初期のタイプ。カバーは革製で本体とベルトループが一枚の革で作られています。


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口金部分はプレス加工のスチールで補強されています。

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ブレードの形は合わせて、口金の上部の幅は広く下部は狭くなっています。

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ベルトループの部分には、“kkd 1942?”の刻印があります。"kkd"は「Wilhelm Stern, Lederwarenfabrik, Posen」のメーカーコードと思われます。小さな穴が開けられていますが、こちらについて後述します。

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1940年製のカバーには、COTTBUSにある革製品工場(LEDERWARENWERK)CURT VOGEL社の刻印があります。

一般的な携帯方法。銃剣と一緒にウエストベルトに取り付けてみました。
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うーん、カッコいい。しかし、この装着方法だと先端が膝まで達してしまう為、屈伸運動がしづらそうです。

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まるでサーベルのようです。戦闘工兵の場合、「“Hinlegen!”、“Auf!”、“Masch!”」が多そうなので大変だったと思います。(というのは現代の感覚でしょうけど・・・)

で、この収納カバー、よく見ると穴が二つ開けられています。

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大戦中に開けられたもの(と信じたい)だとしたら、背負い紐を付ける為の穴ではないでしょうか?

<合成イメージ>
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これだと邪魔にならないし、忍者みたいでカッコいいです。


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ワイヤーカッター(Drahtschere)

こんにちはエーデルマンです。かなり遅くなってしまいましたが、2019年が明けて初めてのアップとなりますので、あけましておめでとうございます, 今年もどうぞ宜しくお願いします!!

年初にあたり、目標を3つ立てたので公表したいと思います。

一つ目は「家族でドイツ旅行すること」
これは、数年前から計画しているのですが、今年こそ実行したいと思っています。行先はもちろんベルリンです。
二つ目は「工兵用装備をコンプさせること」
こればっかりは運もあるので、欲しいアイテムをできるとは限りませんが、まずは目指すことが大事なので。
最後は「東部戦線的泥沼日記を英語化すること」
本ブログには日本以外からもアクセスがあるのですが、やはり文章が日本語だと滞在時間が短いんですね。まぁ、訳すほどのたいした内容では無いし、Google翻訳でもいいっちゃいいんですが。。。
 
さて、さっそく二つ目の目標達成に向けて本日はワイヤーカッター(Drahtschere)と収納ポーチ(Tasche für Drahtschere)をアップしたいと思います。 


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以前アップした大型ワイヤーカッター(Große Drahtschere)と比べて小さいですが、一般的には大型カッターに分類されます。

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大型ワイヤーカッターとの比較。全長は半分程度です。

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ワイヤーカッターで鉄条網を切断する工兵。大型ワイヤーカッターは車載用、携行用はこちらがメインであったと思います。

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全長38.5cm。現在のワイヤーカッターではあまり見ない形で、カッターの刃が横向きなっています。
こうして見ると、なんとなく鳥のくちばしに見えますね。

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個体差がありますがハンドルが最大80°開きます。上のカッター刃が3.7cm、下の刃が2.8cmです。

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ハンドル部分のクローズアップ。ハンドルの本体は樹脂で固めた紙製で、端部のキャップはベークライト製です。

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刃が下斜めについている為、ワイヤーをホールドしやすい構造になっています。

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メーカー刻印。ヴァッヘンアムトやメーカーコード、年号の刻印がある個体もあります。
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ワイヤーカッターには専用の収納ポーチ(Tasche für Drahtschere) が用意されています。素材は本革製か圧縮紙を使用した人工皮革で頑丈に作られています。
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こちらはハンドルがすっぽりと収まるタイプですが、ヘッド部分のみ収納するポーチも存在しています。

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上蓋の裏側にヴァッヘンアムトの刻印があります。

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ワイヤーカッターは収納ポーチをウエストベルトに吊り下げて携行します。MP40を支給されていることから兵士は下士官ということが分かりますが、ワイヤーカッターは分隊長(Gruppenführer)の標準装備でもありました。それにしても手前の兵士の戦闘パックが気になります。

ワイヤーカッターは工兵部隊専用装備では無く、陣地攻略作戦において広く様々な兵科で使用されました。

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こちらは演習後の分隊を撮影した写真で、前列右端の上等兵(機関銃助手)の肩章のパイピングが明らかに白色なので歩兵科のようですが、その他の兵士のパイピングが黒色にも見えるのではっきりしたことは不明です。収納ポーチが無い場合の携帯方法が分かりますね。
機銃手(前列左端)の右隣の兵卒(Schütze)が一番階級が下なのに本来分隊長に支給されるMP40や双眼鏡を持っていたり、後列左から二番目の兵士が帝政時代のヘルメットを被っているのが面白いですね。

下っ端の兵卒だと思った兵士ですが、ちゃんと見ると襟と肩章にトレッセがあるようです。
Bundesarchiv_Bild_101I-133-0703-02,_Polen,_Trupp_deutscher_Infanterie_im_Winter
別の角度から撮った写真を入手。確かにトレッセが確認できました!すみません、彼がこの分隊の指揮官でした。(STEINERさん、ハンドルの材質と併せて、ご指摘ありがとうございました!)

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通常、降下猟兵が降下時に携行できるは拳銃1挺と手榴弾、空挺ナイフ(Fallmesser)程度で、ワイヤーカッターはライフルなどの武器と一緒にコンテナに収納され投下されたようなので、こちらは降下後の訓練風景かも知れません。


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立入禁止区域表示旗セット(Satz Spürfähnchen)

花粉シーズン真っ盛りですが皆さんお平気ですか?今年は昨年より飛散量が少ないようですが、私の花粉による症状は例年と変わらず、鼻水くしゃみ、特に目のかゆみがひどいです。鼻への影響はマスクで多少は防げても、目はむき出しになるので外出がとても辛く引きこもり状態です。(まぁ、基本休日は引きこもり体質なので花粉は言い訳ですが・・・)

さて、今回はガス汚染地域をマーキングする立入禁止区域表示旗セット(Satz Spürfähnchen)を紹介したいと思います。
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まず、毒ガスには即効性と遅効性のものがあるようです。(あまり知りたい知識ではありませんね)
即効性ガス:その名の通り、即時の殺傷を目的とすることから殺傷力が強い一方で自然分解が早く、最前線でピンポイント攻撃に使用される。(例:サリン、VXガス)

遅延性ガス:殺傷力は即効性に劣るが、分解に時間がかかる為、敵国の都市や農地などへの無差別攻撃に使用することで経済的・生産的な妨害といった目的で使用される。(例:マスタードガス)

なお、接触して数十年後に被害が出る超遅延ガスというものもあり、とにかく汚染された地域には立ち入らないことが重要です。よって、汚染された地域を立ち入り禁止にする為には、誰が見ても“危険”とわかるような目印を付ける必要があります。
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そこで用意されたのがこちらの表示旗(Spürfähnchen)です。長さ50cmのスチール製ポールで赤い防錆塗装がされています。なおガス注意旗(Gasspürfähnchen)という呼び方もあるようです。
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海賊のシンボルと同じドクロマークが、底辺8.5cm、等辺11.5cmの三角形の黄色地の旗に描かれています。ポールの一番上に三角旗がすっぽ抜けない為の押え金具、その下には長さを延長できるよう、ジョイント用のループ金具が二つあります。
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背の高い草地などでは視認性を高める為、このように2本以上繋ぎ足しました。

なおこのフラッグ、第二次世界大戦においては枢軸・連合軍ともに毒ガス攻撃を行わなかった為、本来とは違う目的で使用されました。
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地雷を処理する兵士(捕虜?)の横に表示旗が立てられています。

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このブログでもレビューした『ヒトラーの忘れもの』のワンシーン。

コンテンツ作成にあたり、オランダの軍装コレクターTom氏から教本コピーと当時の訓練風景の写真の掲載の許可をいただいたので紹介したいと思います。

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(Courtesy of http://www.mp44.nl/)
1939年1月12日発行の『Vorläufige Unmeisung für Die Handhabung der Gasplane, der Gasſpür= und Entgiftungsmittel der Truppe』にはSatz Spürfähnchenは、a Tragetasche(収納ポーチ)、b Trassenband(マーキングテープ)、c Spürfähnchen(表示旗)の3点セットであることが記載されています。

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(Courtesy of http://www.mp44.nl/)
一番上の写真の兵士の肩章の兵科色と左端の兵士の専門職章から工兵部隊と思われます。これらの写真から表示旗の本来の使用目的が毒ガス汚染地域のマーキング用だったことが分かります。

続いて収納ポーチ(Tragetasche)の紹介です。

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上記の教本に掲載されているものと同じコットン製の収納ポーチです。表示旗を20本収納することができます。ポールの先端が当たる部分は補強されています。
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フラップを開けたところ。メーカーコード“bpu”のスタンプがあります。

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こちらは後期のタイプで圧縮した紙で作られています。
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フラップを開いたところ。メーカー名とWaAアムトのスタンプが押されていますが難読です。

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(Courtesy of http://www.mp44.nl/)
ポケットには汚染地域を囲う為のマーキングテープ(Trassenband)を収納することになっていました。こちらの写真もTom氏からお借りしています。
マーキングテープの長さは約2.3kmとのことです。表示旗20本を100m毎に設置するには妥当な長さと言えます。


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工兵用戦闘パック(Pioniersturmgepäck)

今日は去年の夏を思い出すような暑さですね。いつもブログにアップする写真は自宅のベランダで撮っているのですが、すっかり日焼けしてしまいました。
 
さて本日は前回の日記で予告した工兵用戦闘パック(Pioniersturmgepäck)の紹介です。戦闘梱包は戦闘パックは背嚢とサイドポーチで構成されたセットで1941年3月に導入されました。
  
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まずは背嚢から紹介します。背嚢にはM31飯盒(Kochgeschirr 31)、M31ツェルトバーン(Zeltbahn 31)のほか、M39発煙(Nebelkerze 39)と工兵用爆薬(Pionier Sprengmittel)の一つ、3kg爆薬(Geballte Ladung 3kg)を収納することになっていました。
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コットン製で寸法は縦40cm x 横20cm x 奥行20cmです。Aフレーム(Gefechtsgepäck für Infanterie Schützenkompanien)のようにDリングでYサスペンダー(Koppeltraggestell fuer Infanterie)に取り付けます。
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背景のサイドビュー。左側には3kg爆薬と弾幕を入れるポケット、右側にはスコップを取り付ける為のストラップがあります。
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サイドのポケットの蓋はU字金具にウェブストラップを通して固定します。
上部のポケットの内寸は17cm、下部は15cmです。なお規定ではM39発煙は上側、3kg爆薬は下側のポケットに収納することになっていましたが、上下共にに3kg爆薬を入れることもできます。

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こちらが3kg爆薬(Geballte Ladung 3kg)。縦19.5cm x 横16.4cm x奥行7.6cmの亜鉛製のケースに3kgの爆薬が詰められています。

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「H.Dv.316 Pionierdienst aller Waffen (All.Pi.D.) vom 11.2.1935」内のイラスト。右側に信管を取り付けるソケットに封止が貼られているのが分かります。

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下側のポケットの蓋が開いており、中に3kg爆薬が入っているのが分かります。
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背嚢の背中に当たる部分には折り畳んだツェルトバーンが収納できます。
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背嚢の上部には飯盒専用のポケットがあります。爆薬と飯盒という組み合わせにはかなり違和感・・・。

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ウェブ製のストラップにはハトメが5つあり、バックルで固定します。
 
続けてサイドポーチの紹介です。

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サイドポーチはウエストベルトの弾盒(Patronentaschen)の位置に取り付けます。

本来、サイドポーチは左右同じメーカーでストラップで連結されていますが、残念ながら連結ストラップは切り取られています。これは片方のみ使いたい場合に兵士がナイフなどで切ったと思われます。ちなみに上記はそれぞれメーカーが違います。
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(Courtesy of http://www.mp44.nl/)
こちらはTom氏からお借りした画像で、左右連結されているオリジナルな状態です。

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左側のポーチには1kg爆薬(Sprengbüchse 24)とクリップに装填した7.92x57mm小銃弾を20発収納します。

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こちらは1kg爆薬(Sprengbüchse 24)。縦20cm x 横7.5cm x奥行5.5cmの亜鉛製のケースに1kgの爆薬が入っています。

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信管ソケットは3か所あります。(爆薬は他にもいくつか種類があり、別途記事にしたいと思います)
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中は仕切られており、1kg爆薬が2つ収納できます。

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小銃弾用ポケットには合計20発入ります。

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右側のポーチには3kg爆薬、ガスマスク、左側と同じく小銃弾が20発を収納します。

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メインのポケットには3kg爆薬が1個収納できます。 
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手前のポケットにはガスマスクを収納します。
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内側はゴム引きで防水加工されています。

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こちらのポーチのストラップは大変珍しいタイプで工兵用ポーチ以外に末期の水筒にも使われています。
協力:牛島えっさい氏

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サイドポーチには爆薬の代わりに手榴弾を入れることもありました。

スタンプ
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上から背嚢、左側、右側のサイドポーチに押されたスタンプ。当然メーカーが違うのでバラバラです。
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工兵用戦闘パックと他の装備をYサスペンダーとウエストベルトに取り付け工兵装備を再現しました。

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こうやって実際に着装してみると、連結されたサイドポーチは非常に取り付けにくく、ついストラップを切りたくなる気持ちが分かります。(肩章が歩兵科ですが、気にしないで下さい)


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改めて連結されたサイドポーチと工兵用スコップが欲しい・・・。


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エーデルマン

Author:エーデルマン
脳内の99%をドイツ軍が占めている、そんなアラフィフ親父です。
注)当時のドイツ軍の装備・生活用品に興味がありますが、特定の団体・思想を支持するものではありません。

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Ss-brigadefuhrer Und Generalmajor Der Waffen-ss Theodor "Teddy" Wisch
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