M31雑嚢 (Brotbeutel 31)

WW2 Gernan issued Bread bag M31 is made by cottone canvas and leather parts. Normally Bread bag are carried on the waist belt with two belt straps and hook. Canteen and mess kit are hooked with the D-rings and leather loops. The bread bag was used to carry rations, eating utensils and other assorted personal items.

ドイツ兵の雑嚢(Brotbeutel 31)です。
 breadbag1.jpg

1/35ミニチュアフィギュアにはこいつが必ず付属していましたね。
タミヤのはなかなかの出来で、それぞれの兵士の腰にピタっと合うように造られていました。
まずは雑嚢を本体に接着、その上に水筒という作業を何十回、何百回繰り返したことでしょう。
breadbag2_20120121192731.jpg  
独語でBrotbeutel、英語でBreadbag直訳すると「パンを入れるカバン」になります。文字通りパンやレーションなどの糧食の収納以外に個人用装備を持ち運ぶのにも使われていました。

初期型・中期型を並べて写真に撮ってみました。

breadbag4_20120121192904.jpg
形はほぼ同じですが、左側のベルトループに補強革があるものが初期型です。
写真にはありませんが、44年型と呼ばれるモデルはクリーニングキットか収納できるポケットが付いております。

当時の写真を見ると、中のもので雑嚢が結構膨らんでたりしてます。当然中身が気になりますね。
P1017760-1.jpg  
手前の兵士の雑嚢の膨らみが気になります。

ある方がブログで雑のうの中身を再現されておりましたので、自分もマネしてコツコツと集めてみました。
ブレッドバックと個人装備
ところが案の定、途中で挫折。揃えるのはなかなか大変で、それなりの資金と根気が必要です。
見た目は小さいのですが、この位の量なら余裕で入ります。むしろ中身か少ないと走った時にぶらぶら踊るので、衣類やタオルなどある程度のものを、詰め込んだ方が安定するような気がしますね。

雑嚢には、Dリングが表・裏付いており、ストラップや水筒を引っ掛けることができます。

breadbag7.jpg
水筒と飯ごうを付けた図


    breadbag6.jpg
ストラップを付けた図


FC2 Blog Rankingに参加しています。

←ポチっと応援お願いします!

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...
スポンサーサイト

M30ガスマスク (Gasmaske 30 mit Blechbüchse)

German Army gas protection equipment includes an M30 gas mask with canister (openable lid).Although gasmask is typical equipment such as "White elephant" in WW2, Werhmacht kept surpplying it by the end of the War. There are some valiation of gasmask and canister. Below cotton canvas made model(M30) was issued in 1930 and another rubbered model(M38) was in 1938.

今回の日記は、M30ガスマスク(Gasmaske M30)です。ガスマスク・収納缶には色々なバリエーションがあります。

M30GASCAN16.jpg    
左がショート缶(37年製)で右がロング缶(38年製)です。ガスマスクは共に布製のM30となっております。ロング缶の方が3cm長いのは、38年に採用された新型ガスマスクが折り曲げ難いゴム製でショート缶だと収納できない為、後に規格されたと言われております。

aky.jpg
『お休み中・・・』(注:集団××ではありません) ショート缶、ロング缶が混在していますね。ショート缶は順次ロング缶にランニングチェンジされていきましたが、戦争終了まで混在は続きます。

フィルターの通気孔の形状に注目。ショート缶のガスマスクのフィルターは網目、ロング缶のは放射線状の筋になっています。網目の方はFE37、放射線状の方はFE41というタイプなのですが、後に作られたFE41の方が、若干下部が出っ張っていますね。FE41でショート缶に入れようとしたら、フタが閉まりませんでした。これもロング缶が採用された一因かも知れません。

額のところに印字された数字はサイズを表しており、1から3の三種類がありました。(1が大、2が中、3が小ですが、違いが判りませんね・・・)

P7256272.jpg
上蓋には予備のレンズを収納できます。

P7256270.jpg
缶の底には、クリーニング用布が金具で固定されています。

P1017805.jpg
ガスマスクと収納缶には白もくしくは黒で番号がペイントされています。だいたい3桁、多くて4桁の数字でマスクと収納缶の番号は一致していて、兵士のID番号ではなく、部隊(大隊)の備品番号になっています。今で言う固定資産Noみたいなものでしょうか?

08112007014.jpg
写真は“Soldbuch”という兵士の身分証明書の8ページ目です。このページには支給された装備(小銃・ピストル・ヘルメット・スコップなど)の種類、番号、支給日が記録されるようになっております。“Gasmaske”の項目を見ると過去3回『553』『486』『74』のナンバーのマスクがこの兵士に支給されたことが判ります。なおガスケープも『486』のガスマスクと同時に支給されています。(青色のスタンプの項目)

sor.jpg
白字の番号が見えます。
 
毒ガス攻撃は非人道的とされ、第二次大戦では枢軸・連合国どちらに対しても行われませんでした。第一次大戦の後遺症が鮮明な初期ならともかく、末期になってもガスマスクを必携としたドイツ軍の「毒ガス恐怖症」は相当なものだったと言えますね。(重い・デカいコレが無ければ、ひょっとして勝てたかも・・・?)

「ガス攻撃なんてこの時代に有り得ね~」なんて思ったのでしょうか、中身(ガスマスク)をさっさと捨てて、余った糧食やご禁制品(ヒロポン?)を運ぶのに缶を使っていた輩もいたようです。

P1017789.jpg
恐怖の抜き打ち検査(やべ、もうすぐオレの番だよげっそり

結局、毒ガス攻撃から身を守るという本来の目的には使われませんでしたが、他の使用例は当時の写真に見ることができます。
20090212.jpg

699d030efeb2.jpg
まったく役に立たなかったというわけではなさそうです。ほっとした顔


FC2 Blog Rankingに参加しています。

←ポチっと応援お願いします!

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

M31飯盒 (Kochgeschirr 31)

M31 Mess Kit is very common item carried with M31 Breadbag and M31 Canteen by German infantory. German Mess Kit is made from aluminium at the first stage. However it is getting more difficult to get aluminium year by year which is resources for aricraft. So eventually the Mess Kit was changed to iron made.

ドイツ軍Kochgeschirr 日本語で言うところの飯盒です。

hangou281.jpg    
用途ついては特に説明は必要ないですね。
ドイツ軍ですから、米を炊くのではなく、シチューやスープを暖めたり、お湯を沸かすのに使っていました。“シチュー砲”ことフィールドキッチンのリンバーの上に座って、飯盒で食事をする兵士

正式には1931年3月に導入されたので“M31”という呼ばれており、初期はアルミ製、後に鉄製で作られるようになりました。
(アルミは航空機の材料として貴重になったため)
hangou18.jpg  
初期型M31 ベース、蓋には“RFI37”の刻印
ドイツ軍の飯盒は、鍋の役目をするベース部分と、フライパン兼皿になる底の浅いフタの二つで構成されており、持ち運び用にワイヤーの取っ手が付いております。

hangou19.jpg  
容量は1.7リットルで500ccの目盛りが付いていて計量もできる優れモノです。
運搬する方法としては 1.雑のうにストラップで取り付ける 2.Aフレームにストラップで取り付ける 3. リュック(Tornister)入れる、の3通りだったと思います。もし上記の他にも方法があればぜひとも教えて下さい。

さてこの飯盒、映画の食事シーンには頻繁に登場します。たとえば『スターリングラード』(独・米'93年)では前線の兵士が運ばれてきたフードコンテナーからシチューを取り分けてもらうというマニア好みのシーンでも使われてましたね。

aml.jpg
有名な写真。彼は何かの罰ゲームをやらされているのでしょうか・・・

IMG2.jpg


FC2 Blog Rankingに参加しています。

←ポチっと応援お願いします!

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

ガスシートとポーチ (Gasplane mit Tasche)

ガス防護シート(Gasschuetzbekleidung)とそれを入れるポーチ(Gasplane Beutel)のコレクションについて。

ガス防護シートは、約2mx1.2mの特殊加工された紙製のシートで専用のポーチに入った状態でガスマスクと共に支給されました。ガス攻撃を受けた際は、まずはガスマスクを顔に装着、それからこのガス防護シートを取り出して体を覆い、ガスが肌に付着するのを防ぐことになっていました。

ポーチを製造年が若い順に並べてみました。左から40年製(elq)、41年製(判読不可能)、43年製(bpl)、44年製(dtq)です。※()はメーカーコード

gascape.jpg
  
左二つの初期タイプは、四隅が補強、ゴム引きという後期のものと比べて耐久性のある作りとなっております。
色は主にオリーブドラフとフィールドグレーですが、黒やサンドイエロー色のポーチも存在しています。

GMAccy40.jpg  
ポーチの裏側です。ガスマスクのストラップを通す為のループがあります。

GMAccy22.jpg
ポーチの中に入っているガス防護シート。このように特殊加工された紙製が一般的ですが、普通の紙でできたものも存在していたようです。

Infanterie koloriert_001
このようにガスマスクのストラップに通して、胸の前で装着するよう規定されていました。
当時の写真を見ると、41年頃までは律儀にこの方法を守っていますが、42年頃から規定違反にも関わらずポーチをガスマスクの缶にストラップでくくりつけて携行している兵士が多くなります。やっぱり邪魔だよな~

P1017775.jpg
規定違反の装着方法を1/6フィギュアで再現

Strassenkampf MG34 koloriert
規定違反、皆でやれば怖くない?もっと後になるとそもそもケープ自体を付けなくなるんですが・・・あせあせ
持ってても邪魔なだけなんで捨てちゃったんでしょうか?


FC2 Blog Rankingに参加しています。

←ポチっと応援お願いします!

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

M31ツェルトバーン (Zeltbahn 31) Part1

私は登山をするのですが、山に行く時は標高に関わらず非常時に備えて必ずツェルト(簡易テント)を持っていくようにしております。経験値の高い登山家でも必ずザックに忍ばせておくアイテムで、時と場合によっては無線機や食糧よりも重要なものとなります。
事実、マイナス40度の冬山で遭難者が雪洞を掘り、ツェルトで外気を遮断したお陰で凍死せずに済んだという話はよく聞きます。その反対に夏にも関わらず、雨に濡れた体をそのまま放置していた為、低体温症で死亡したというケースが少なくありません。すごくシンプルですが、山では極力体を濡らさないこと・冷やさないことが重要なのです。

もちろんテントやレインコートなら、より確実に目的を果たすことが可能です。しかし持って行く荷物が限られる登山の場合一つで二役も三役もするツェルトの魅力は大きいわけです。

そんな現代でも重宝する便利なツェルトを、非常時が日常である軍隊が装備として採用しないわけがありません。

前置きが長くなってすみません。本日のネタは軍用ツェルト、ドイツ軍が31年に採用したツェルトバーン(Zeltbahn 31)です。
下記は実物で1939年製の国防軍仕様です。
P1018284.jpg   
迷彩色はドイツ語で“Buntfarbenaufdruck”、一般的にはスプリンターパターンと呼ばれています。

Zelt01.jpg  
工場名"WEBBER & OTT"と製造年を示す“1939”がスタンプされています。

zelt3.jpg
広げたところ。“夏”側です。

zelt1-1.jpg
こちらが“秋”側。色彩が鮮やかな方が、夏用っぽいのですが・・・

P1018282.jpg
これだけ違います。

Zelt31.jpg
ツェルトバーンは底辺が2.5m、二辺が2m、高さが1.9mの三角形の防水布製で、複数枚使うとテントを作ることができます。

powcamp_dieppe.jpg
テントを作るのに4・8人分のツェルトバーンを使用しています。

gjr98-1#
こちらは、単色の初期型ツェルトバーン(右側)と組み合わせた写真。てっぺんに乗せたヘルメットは雨よけの役割を担っています。

写真はどれもスプリンターパターンと呼ばれる国防軍特有の迷彩色ですが、武装親衛隊が採用したオークリーフパターンのツェルトバーンもあります。 (非常に希少で売値は国防軍の数倍はするシロモノですふらふら

テント以外にも工夫次第で個人の野営装備、ポンチョにも早変わりし、加工してヘルメットカバーに応用する例もよく見られます。

Grenadiers koloriert
真ん中に開いたスリットから頭を出してポンチョとして、手前の兵士はヘルメットカバーにも使用しています。

携帯方法については次回の日記で触れさせてさせていただきます。


FC2 Blog Rankingに参加しています。

←ポチっと応援お願いします!

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...
NEXT≫
Profile

エーデルマン

Author:エーデルマン
脳内の99%をドイツ軍が占めている、そんなアラフィフ親父です。
注)当時のドイツ軍の装備・生活用品に興味がありますが、特定の団体・思想を支持するものではありません。

↓管理人へのMailはこちらからどうぞ↓

Calender
10 | 2017/03 | 11
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
Category
FC2 Counter
検索フォーム
最新記事
Comments
Archive
ブロとも申請フォーム
Links
RSSリンクの表示
Flag Counter
エーデルマンの参考文献
Ss-brigadefuhrer Und Generalmajor Der Waffen-ss Theodor "Teddy" Wisch
Ss-brigadefuhrer Und Generalmajor Der Waffen-ss Theodor "Teddy" Wisch
個人秘蔵の未公開写真が満載でLSSAHファンは必読の書。著者は友人

WWII ドイツ軍兵器集 〈火器/軍装編〉 (1980年) ワイルドムック
WWII ドイツ軍兵器集 〈火器/軍装編〉 (1980年) ワイルドムック
長年教科書だった本。小宮氏の「ドイツ軍の全貌」の解説がすごい

最強の狙撃手
最強の狙撃手
ドイツ軍No.2スナイパーの回顧録。狙撃シーンもすごいが、当時の兵士の生活も垣間見れる一冊

第2次大戦ドイツ軍装ガイド
第2次大戦ドイツ軍装ガイド
鮮明な写真による軍装品説明はブログ写真撮影の参考にしています

ドイツ軍装備大図鑑: 制服・兵器から日用品まで
ドイツ軍装備大図鑑: 制服・兵器から日用品まで
軍装品のカタログとも言えるボリュームは圧巻。実は密かに打倒を狙っていたり・・・

第2次大戦ドイツの自動火器
第2次大戦ドイツの自動火器
実物のFG42実射レポートを読めるのはこの本だけ

“グロースドイッチュランド”師団写真史―東部戦線におけるGD機甲擲弾兵師団1942‐1944
“グロースドイッチュランド”師団写真史―東部戦線におけるGD機甲擲弾兵師団1942‐1944
ドイツ国防軍好きなら買って損はなし

図説ドイツ軍用銃パーフェクトバイブル (歴史群像シリーズ Modern Warfare MW)
図説ドイツ軍用銃パーフェクトバイブル (歴史群像シリーズ Modern Warfare MW)
ドイツの軍用銃の専門書でビジュアル的に見ていて楽しい

ドイツの小銃拳銃機関銃―歩兵兵器の徹底研究 (光人社NF文庫)
ドイツの小銃拳銃機関銃―歩兵兵器の徹底研究 (光人社NF文庫)
ドイツ軍用銃のバイブル的な書。ドイツ軍スナイパートップ3への一問一答が興味深い

Feldbluse: The German Soldier's Field Tunic, 1933-45
Feldbluse: The German Soldier's Field Tunic, 1933-45
M33からM44までドイツ陸軍の野戦服を網羅。特にM36以前の野戦服は必見

Rations of the German Wehrmacht in World War II
Rations of the German Wehrmacht in World War II
とにかく当時のドイツ兵が食べていた糧食にこだわった一冊

武器と爆薬―悪夢のメカニズム図解
武器と爆薬―悪夢のメカニズム図解
迫撃砲はどうやって砲弾を飛ばすのか?小銃擲弾は?ほかにも大砲や爆弾のしくみを源文マンガでわかりやすく解説

グラフィックアクション GRAPHIC ACTION 1993年 No.17
グラフィックアクション GRAPHIC ACTION 1993年 No.17
このシリーズは市場で見つけたら買うべし

ドイツ武装親衛隊軍装ガイド (ミリタリー・ユニフォーム)
ドイツ武装親衛隊軍装ガイド (ミリタリー・ユニフォーム)
WSS専門だけど全部実物!

鼠たちの戦争〈上〉 (新潮文庫)
鼠たちの戦争〈上〉 (新潮文庫)
映画「スターリングラード」の原作本的な内容だが100倍面白い

鼠たちの戦争〈下〉 (新潮文庫)
鼠たちの戦争〈下〉 (新潮文庫)


スターリングラード 運命の攻囲戦 1942-1943 (朝日文庫)
スターリングラード 運命の攻囲戦 1942-1943 (朝日文庫)
塹壕から故郷へ送った兵士の手紙が興味深い「クリスマスはドイツ風に」の章は涙なくしては読めません

ケルベロス 鋼鉄の猟犬 (幻冬舎文庫)
ケルベロス 鋼鉄の猟犬 (幻冬舎文庫)
ヒトラーが暗殺された後の撤退戦を描いた架空小説。小道具にこだわるところがマニアっぽい

eBay
QR CODE
QR