M35書類ケース (Meldekartentasche 35) Part5
ドイツ軍の書類ケースの左側にはヨコ6cm xタテ19cmサイズのポケットがありますが、このポケットに何が入れるのか?コレクターの間では様々な意見が交わされております。

以前このブログでは、セルロイド製の分度器を収納できると紹介しました。

確かにぴったりなのですが、この分度器自体一般的なアイテムでは無く、どうも本来左ポケットに入れるアイテムでは無さそうです。
書類ケースの中身を指示した教本や当時の写真があれば良いのですが・・・
ドイツ軍装資料本を見ると、木製の定規らしきものがポケットには挿入されています。

ネットにアップされている写真を調べてみると、木製の定規を収納していることが多いです。

このようなシンプルな定規は多目的に使われるので、書類ケースには間違いなく入っていたでしょうし、サイズ的にも問題ありません。
上記の写真と同じタイプの木製定規を入手しました。

問題なく収納できます。しかし左ポケットの幅は定規には少し大きいし、わざわざ一般的な定規に専用のポケットを作るのかどうか??どうもすっきりしません。

そんなある日、某フォーラムで左ポケットの正規アイテムはSchußweitenmesser(射程距離計)では、というコメントを発見しました。
画像検索すると、こちらが“Schußweitenmesser”のようです。
目盛と10万分の一のSchußweiten=射程距離が刻まれています。写真ではスチール製のように見えますが、プラスチックかも知れません。
本当に正規アイテムなのか、左ポケットにぴったりと収まるのか入手して試してみることにしました。(と、簡単に書いていますが、入手するのにかなりの費用と時間を要しました・・・)

こちらが苦労して手に入れた射程距離計です。表側?には Höltgebaum & Heinicke AG Berlin N.W.7(所在地)の刻印、反対側には22cmの目盛り、重火器とその射程距離が刻まれています。材質は薄いスチール製です。

おー、左ポケットにジャストフィットです。全く隙間がありません。
やはり、この射程距離計が正規アイテムなのかも知れません。

射撃距離計のクローズアップ写真
重火器の種類とそれぞれの有効射程距離の表示があります。
射程距離が短いものから、l.M.W、m.M.Wとあります。
M.WはMinenWerfer=迫撃砲のようです。(lはleichte, mはmittlererの意味でしょうか)
“s.M.G”は言わずもがなですね。

ちなみに一番射程距離の長いのは15cm K.16 (15cm カノン砲 16型)で22キロとなっています。
他にもF.K 16(FeldKanone 16型)が表示されているので、このスケールは戦前に作られたようです。
一次資料が無いので断定はできませんが、この射程距離計が書類ケースの標準装備アイテムとしても不思議では無いでしょう。

以前このブログでは、セルロイド製の分度器を収納できると紹介しました。


確かにぴったりなのですが、この分度器自体一般的なアイテムでは無く、どうも本来左ポケットに入れるアイテムでは無さそうです。
書類ケースの中身を指示した教本や当時の写真があれば良いのですが・・・
ドイツ軍装資料本を見ると、木製の定規らしきものがポケットには挿入されています。

ネットにアップされている写真を調べてみると、木製の定規を収納していることが多いです。


このようなシンプルな定規は多目的に使われるので、書類ケースには間違いなく入っていたでしょうし、サイズ的にも問題ありません。
上記の写真と同じタイプの木製定規を入手しました。

問題なく収納できます。しかし左ポケットの幅は定規には少し大きいし、わざわざ一般的な定規に専用のポケットを作るのかどうか??どうもすっきりしません。


そんなある日、某フォーラムで左ポケットの正規アイテムはSchußweitenmesser(射程距離計)では、というコメントを発見しました。

画像検索すると、こちらが“Schußweitenmesser”のようです。
目盛と10万分の一のSchußweiten=射程距離が刻まれています。写真ではスチール製のように見えますが、プラスチックかも知れません。
本当に正規アイテムなのか、左ポケットにぴったりと収まるのか入手して試してみることにしました。(と、簡単に書いていますが、入手するのにかなりの費用と時間を要しました・・・)

こちらが苦労して手に入れた射程距離計です。表側?には Höltgebaum & Heinicke AG Berlin N.W.7(所在地)の刻印、反対側には22cmの目盛り、重火器とその射程距離が刻まれています。材質は薄いスチール製です。


おー、左ポケットにジャストフィットです。全く隙間がありません。
やはり、この射程距離計が正規アイテムなのかも知れません。

射撃距離計のクローズアップ写真
重火器の種類とそれぞれの有効射程距離の表示があります。
射程距離が短いものから、l.M.W、m.M.Wとあります。

M.WはMinenWerfer=迫撃砲のようです。(lはleichte, mはmittlererの意味でしょうか)
“s.M.G”は言わずもがなですね。

ちなみに一番射程距離の長いのは15cm K.16 (15cm カノン砲 16型)で22キロとなっています。
他にもF.K 16(FeldKanone 16型)が表示されているので、このスケールは戦前に作られたようです。
一次資料が無いので断定はできませんが、この射程距離計が書類ケースの標準装備アイテムとしても不思議では無いでしょう。
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