M31水筒 (Feldflasche 31) Part7 1リットルタイプ

最近、ブログネタに困ってきております。年末に大物を買って以来、軍資金が乏しいということもありますが、「絶対に手に入れたい」というアイテムが減ってきており、オークションでいい物を見つけてもスルーすることが増えてきました。
これまで、広く、浅くをモットーにコレクションを続けてきましたが、それもそろそろ限界に来ているようです。
もちろん対象範囲のモノを全て集めきったというのでは無く、そのあまりの広さに途方にくれてしまったのか、あるいは浅いが故に中途半端な状態で満足してしまっているのか自分でもよく判っていません。燃え尽き症候群とも違うような・・・このブログを始めてから一年ちょっと、一日も早くコンテンツを充実させなければというプレッシャーから、とにかくモノを集めることが先で楽しむことが後回しになっていたのかも知れませんね。やはり熱しやすいと冷めやすいというか、同年代の方は覚えておられると思いますが、昔サントリーのCMで「少し愛して、長く愛して」というフレーズがありましたが趣味にも同じことが言えると思います。
とりとめなく書いてしまいましたが、一つの区切りとして記事の数が100までいったらペースを落として少し距離を置こうと思っています。(現在85なので、あと15)来年度は公私で忙しくなりそうなのでちょうど良いかもしれません。もちろんライフワークとして一生続けていくための冷却期間と考えていますので方向性が定まったら一気に再燃焼することも100%あり得ます。

さて、前置きが長くなってしまいましたが今回は数多いドイツ軍の水筒の中でも異色?のM31水筒(Feldflasche 31)1リットルタイプを紹介したいと思います。

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一般の水筒に比べて容量が多く、1リットルとなっています。(他は0.8リットル) 水の補給が難しい状況戦う山岳猟兵や降下猟兵、そしてココナッツ水筒で書いたとおり、アフリカなど乾燥地帯で戦う部隊に支給されました。(北アフリカ戦線向けの多くはコットン製のストラップが付いています)専用のショルダーストラップが付いた衛生兵バージョンもあります。

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G&CL(Gehardi & Co, Lüdenscheid) 43年製です。
 

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0.8リットル水筒との比較。いくら容量を増やす為とは言え、下膨れでなんだかバランスが悪いですね。ボトルとカップの比率が余計にそう感じさせているかも知れません。

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ベークライト製の小型カップです。容量を量るとナミナミ入れて0.12リットルでした。まぁ1杯0.1リットルと考えて良いでしょう。お湯を沸かすことはできませんが、髭剃り用の泡たてトレーとしてはなんとか使用できる大きさでしょうか?もちろん、水の乏しい状態で、髭を剃るなど贅沢の極みでしょうが。

この形でアルミ製のカップも存在しています。
    1lcanteen20.jpg
0.8リットルの水筒にも小型カップが付いていることがあり、やはり水が容易に補給できない地域では、一日カップ何杯のような取水制限があったのかも知れません。一方で逆のパターン、つまり1リットル水筒にハンドル付きカップが付いているのはほとんど見たことがありません。

1lcanteen4.jpg
ボトルの比較。0.8リットルのものを、そのまま大きくしたという感じです。

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前後しましたが、フェルトカバーを外した状態です。構造は従来と同じですが、カップの淵が当たるネックの部分にフェルトの補強がされています。

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裏側はドーナツ状のフェルトで補強がされています。容量が多い分、雑嚢や体との摩擦が増えフェルトカバーが痛みやすい為でしょうか。ネック部分にも表側と同様の補強がされています。

さて、この1リットル水筒の導入時期はいつ頃なのか?山岳猟兵部隊が編成されたのが1941年、北アフリカ戦線にドイツが参戦したのも1941年と考えると、1940年頃が妥当と考えるべきでしょうか。

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クレタ島の山岳猟兵(1941年5月) 二人目の兵士が持っているのは1リットル水筒のように見えますが・・・

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北アフリカのアフリカ軍団兵士(1941年4月) こちらは、1リットル水筒で間違いないようです。

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