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陸軍下士官・兵用バックル

キタ ― .∵・(゚∀゚)・∵. ― ッ!! ブログを開設して2年と3ヶ月、つ、ついに5万アクセスを超えました。
皆様、本当にありがとうございます!

さて今回は5万アクセスを記念して騎士鉄十字章を!・・・と行きたいところですが、残念ながコレクションアイテムの中でも最高峰である騎士鉄を購入できるはずも無く、財布のみならずネタもすっからかんという状態です。
(10万アクセスだとひょっとして騎士鉄もアリ・・・?)
それでも何か書かないと・・・ということで、今日は「陸軍下士官・兵用バックル」を取り上げたいと思います。

ドイツ陸軍のバックルについては以前、こちらで記事にしましたが、ベルトのバックルだけに、次のネタが入るまでの“つなぎ”ということでお願いします。( ´△`;)

buckle11.jpg

こちらが本日のネタの陸軍下士官・兵用バックルです。鉄製で黄色味の強いフィールドグレイで塗装されています。

   buckle23.jpg
メーカーのDr.F.& Co. (DR.FRANKE & Co KG社)、製造年の1942(もしくは1943)の刻印があります。

buckle24.jpg
一見なんの変哲もないバックルのようですが、実はコレ、ある部分が普通とは違っています。

さてここでクイズです。一体なにが違うのでしょう?
表の写真を見ただけで分かった人はすごいです。では裏側を見てみましょう。


   buckle10.jpg
あ!判った革タブが無いんでしょ?
うーん惜しい!でも革タブが無いのは別に変でもなんでもなく、42年以降に生産されたバックルには無いのが普通です。

では次の写真を見てください。

buckle15.jpg
通常のバックル(41年製)と並べてみました。もうお判りですね。
そうです、「このバックルにはツメが無い」が答えです。ツメ折れただけの不良品では?私も最初はそう思いました。
 buckle17.jpg  
ところが、側面の加工を見てピンと来ました。これは不良では無く、意図してツメを取り外しているのでは無いかと。
ご存知のとおり、ドイツ軍の下士官・兵用バックルのツメは調節用ベルトに挿してバックルを固定するためのものです。
buckle8.jpg
このようにツメを調節用ベルトの穴に通し、バックルを固定します。では、ツメが無くてどうやって固定するのでしょうか?
 
buckle19.jpg

それは側面に開けられた穴と横軸にカギがあります。
穴の中を横軸が矢印の方向に動くことで、ベルトを締め付け外れない仕組みです。

buckle20.jpg  
実際にベルトを通してみましたが、横軸とベルトとの間に摩擦が生じ、強く引っ張ってもビクともしません。

buckle21.jpg  
ツメだと調整用ベルトの穴の間隔でしかベルトの長さを調節できませんが、この仕組みだとミリ単位でできます。
これはなかなかグッドアイデアです。バックルもベルトも生産工数を大きく減らせます。
ただ元々の横軸用の穴が残っているので、明らかにメーカーの工場で行われたものではありませんね。

ではどこで誰が?

私の勝手な推測ですが、戦場で元鍛冶屋か彫金師だった兵士、もしくは整備兵によって行われたのでは無いでしょうか?

buckle22.jpg
小銃を修理する整備兵

調整用ベルトはベルト本体に比べてペラペラの革でできており、特に穴に何度も抜き挿しているとその部分が脆くなって切れやすくなります。(写真に写っている調整用ベルトも途中から切れてしまっています) このバックルだと調整用ベルトが切れたベルトでも使い続けることができます。
 
もちろん、この加工は戦後コレクターによって行われた可能性もあります。(そんな人はコレクターと呼びたくありませんが)
しかし、戦場で調整用ベルトが切れて困った兵士が、元鍛冶屋だった兵士に頼んで改造してもらったバックル、そう考える方が夢があって面白いかもしれません。
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