ZF41収納缶 (Behälter zum Zielfernrohr 41)
本日のアイテムは1.5倍照準スコープ、ZF41(Zielfernrohr 41 )専用の収納缶(Behälter)です。なお今回の記事を書くにあたってリンクを貼っているTOMO氏のサイトを参考にさせていただきました。
収納缶はスチールで出来ており、長さ16.5cm、幅7.5cmでガスマスク収納缶と同じ色(ダークグリーン)で塗装されています。キャンバス製のストラップ(初期は革)が付属しておりウエストベルトに固定することができます。
収納缶はベルトの左右どちらかに取り付けます。
実はこの収納缶、出来の良いフェイクが巷に出回っており見極めが難しいアイテムの一つです。ネットで写真だけを見て購入する場合、いくつかチェックポイントがあるようです。
チェックポイントについて敢えてここでは書きませんが有名なものを一つだけ。
開閉ラッチにはメーカーマークがありますが、△の中にLのような文字が無いのはフェイクの可能性が大いにあります。
ちなみに開閉ラッチの機構はガスマスクと共通。同じマークがガスマスクの開閉ラッチにもあります。
その他の詳細を見ていきましょう。
上蓋にはシリアル番号が刻印されています。この番号は狙撃銃(Kar.98K-ZF41)のシリアル番号と一致しており、同じ番号が調整済みのマウントにも刻印されています。(刻印の無い缶やマウントも存在しています)
上蓋裏側にはこの収納缶の製造業者Wessel & Mueller Beschlagfabrik社のメーカーコードの「jvb」と、アムト「WaA542」が刻印されています。なお初期~中期の収納缶には「WaA14」のアムトが見られます。
上蓋の内側にはコンパートメントがあり、レインシールドや清掃用のクロスを収納することができます。
底には木製の緩衝部があり、内側はフェルトの生地が貼ってあります。
このような造りなので、ZF41にマウント、レインシールドを装着したまま収納することができます。
この収納缶に入っていたZF41は初期型と同じレンズ構成(6群7枚)にエレベーションリングが改良された“TYPE 2”です。
円筒部にはZF41の主要メーカーのEmil Busch社のコード「cxn」、グリース記号「○」と「△」が刻印されています。
ZF41のマウントに刻印されたシリアル番号は収納缶と同じ「23951 J」です。元来マッチングしているはずが、戦時中や戦後にバラバラになってしまっているケースが多く市場ではプレミアになっています。もちろんシリアルの無いマウントと缶と同じ番号を刻印して“プレミア感”を後付することは容易にできますが。。。
レインシールドを外して撮影。うーんこの“カッチリ感”はいかにもドイツ製。小型照準スコープならではの魅力です。
収納缶には専用の清掃用クロスとブラシが付属しています。
しかしながらどちらもレアで、市場に出てくることは滅多にありません。
たまに出てきたと思ったら・・・
に、290ダラー!? ( ̄Д ̄;;
仮にレインシールドが60~80ドルとしても、ブラシの価格は200ドル以上ということです。
それに収納缶と違って真贋のチェックポイントが何処なのかよく判らない為、怖くて手が出せません。。。

収納缶はスチールで出来ており、長さ16.5cm、幅7.5cmでガスマスク収納缶と同じ色(ダークグリーン)で塗装されています。キャンバス製のストラップ(初期は革)が付属しておりウエストベルトに固定することができます。


収納缶はベルトの左右どちらかに取り付けます。

実はこの収納缶、出来の良いフェイクが巷に出回っており見極めが難しいアイテムの一つです。ネットで写真だけを見て購入する場合、いくつかチェックポイントがあるようです。
チェックポイントについて敢えてここでは書きませんが有名なものを一つだけ。

開閉ラッチにはメーカーマークがありますが、△の中にLのような文字が無いのはフェイクの可能性が大いにあります。

ちなみに開閉ラッチの機構はガスマスクと共通。同じマークがガスマスクの開閉ラッチにもあります。
その他の詳細を見ていきましょう。

上蓋にはシリアル番号が刻印されています。この番号は狙撃銃(Kar.98K-ZF41)のシリアル番号と一致しており、同じ番号が調整済みのマウントにも刻印されています。(刻印の無い缶やマウントも存在しています)

上蓋裏側にはこの収納缶の製造業者Wessel & Mueller Beschlagfabrik社のメーカーコードの「jvb」と、アムト「WaA542」が刻印されています。なお初期~中期の収納缶には「WaA14」のアムトが見られます。

上蓋の内側にはコンパートメントがあり、レインシールドや清掃用のクロスを収納することができます。

底には木製の緩衝部があり、内側はフェルトの生地が貼ってあります。

このような造りなので、ZF41にマウント、レインシールドを装着したまま収納することができます。

この収納缶に入っていたZF41は初期型と同じレンズ構成(6群7枚)にエレベーションリングが改良された“TYPE 2”です。

円筒部にはZF41の主要メーカーのEmil Busch社のコード「cxn」、グリース記号「○」と「△」が刻印されています。

ZF41のマウントに刻印されたシリアル番号は収納缶と同じ「23951 J」です。元来マッチングしているはずが、戦時中や戦後にバラバラになってしまっているケースが多く市場ではプレミアになっています。もちろんシリアルの無いマウントと缶と同じ番号を刻印して“プレミア感”を後付することは容易にできますが。。。

レインシールドを外して撮影。うーんこの“カッチリ感”はいかにもドイツ製。小型照準スコープならではの魅力です。
収納缶には専用の清掃用クロスとブラシが付属しています。
しかしながらどちらもレアで、市場に出てくることは滅多にありません。
たまに出てきたと思ったら・・・

に、290ダラー!? ( ̄Д ̄;;
仮にレインシールドが60~80ドルとしても、ブラシの価格は200ドル以上ということです。
それに収納缶と違って真贋のチェックポイントが何処なのかよく判らない為、怖くて手が出せません。。。
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