官給腕時計 (Dienstuhr)

本日はドイツ軍官給腕時計(Dienstuhr)を紹介します。前回の日記でなかなか到着しないアイテムがあると書きましたが、実はこの官給腕時計だったわけで、発送から二ヶ月でようやく受け取ることができました。

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スイスの時計メーカー「ONDA」社製の腕時計です。ケースの直径:33mm(含むリューズ35mm) 厚み:10 mm

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当時はクォーツなど無く、もちろん手巻き式です。懐中時計でも説明しましたが、黒い文字盤に白文字で1~12 のアラビア数字、6時の位置のスモールセコンド(秒針)ダイヤルはドイツ軍用時計に共通する仕様です。


onda-4.jpg  

ケース裏にはこのような刻印があります。 STAHL BODEN=スチール製ケース、WASSERDICHT=防水、D=Dienstuhr(軍用時計)、H=Heer(陸軍)の略 DとHの間の番号3222248はシリアルナンバーを表します。

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スクリューバックのケースを開けた内部写真です。15石のムーブメントでA.S 1130の刻印があります。このムーブメントは耐衝撃構造になっているようです。

onda-31-1.jpg  
こちらは時計の心臓部「テンプ」です。このテンプが一秒間に5~10回転することで秒針を動かします。
ちなみに真ん中に見える赤い石はルビーです。15石とか17石というのは軸に使っているルビーやサファイアなどの宝石の数をいいます。軸に宝石を使うのは磨耗を防ぐためだそうです。


 onda-21-1.jpg
 

この時計にはリプロの人口皮革製バンドが装着されていました。時計本体はともかく、オリジナルのバンドは残像数が少なく大変貴重になっています。

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時計は全兵士に配られるものでは無く、任務上時間管理が必要な兵士のみに支給されたアイテムですが、腕時計と懐中時計の両方が支給されたのか、そのどちらか片方なのか、片方の場合、用途の違いがあったのかなど詳しい情報がありません。
なんとなく腕時計は個人貸与、懐中時計は部隊管理で必要に応じて貸与というイメージですが実際どうだったんでしょう?

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この記事へのコメント

- 鍛冶屋 - 2013年03月04日 23:41:39

"ONDA”っと言うメーカー、
はじめて聞きました。
(一応、元時計屋さんの息子^^;)
現存するのでしょうか?。

Re: タイトルなし - エーデルマン - 2013年03月05日 13:11:44

>鍛冶屋さん
こんばんは。
ONDAは私も初めて聞くメーカー名です。
ネットで調べても名前が出てこないので、今はもう存在しないメーカーのようです。

- suzutak - 2013年03月05日 17:35:09

ドイツ軍の時計と言えば、電撃戦に欠かせないアイテムとして彷彿させられますね。

suzutakuさんへ - エーデルマン - 2013年03月05日 20:52:40

全部隊が足並みを揃える電撃戦には時計は必要ですね。あとはGIとルスキーのお土産としても・・・

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