背嚢用スタッフバッグ(Stoffbeutel für Tornister)

本日は、背嚢の中身を収納するスタッフバッグ(Stoffbeutel)を紹介します。
現代でも登山のザックにパッキングする際にスタッフバッグは必需品で、用途別にまとめておけば、一度にパッと取り出せ、また紛失防止にもなり非常に便利です。

kitbag1.jpg

HBT作業着と同じコットン製(ヘリンボーン・ツイル)で出来ており、真ん中にブラックやグリーン、レッドなどのラインが入っています。これは中身をラインの色で判別しやすくする為です。
どのアイテムをどの色のバッグに収納していたのか?色々調べてみましたが、結局判らず・・・。各部隊もしくは各兵士ごとに自由に決めるようになっていたのかも知れません。

kitbag5.jpg
このバッグ、有名な軍装の資料本に載っているのですが、本の中にもあまり情報がなく、洗面道具を入れるバッグ~くらいにしか説明がされておりません。

Deutsche Soldaten
(2008/10/21)
Augustin Saiz

商品詳細を見る
Deutsche Soldaten

またこのバッグが官級品なのか、私費購入品なのかも不明です。
「H.U.」(Heeres Unterkunft=陸軍兵舎)や「HEERESEIGENTUM」(陸軍所有品)などのスタンプが押してあれば、官給品という判断ができるのですが、そういった類の印はありません。

kitbag7.jpg 
こちらは黒いラインの入ったスタッフバッグで縦33cm x ヨコ19cmです。緑のラインもほぼ同じサイズで、赤いラインのバッグは少し小さく縦が28cmです。(ヨコ寸法は同じ)

kitbag9.jpg
バッグの口は巾着のようになっておらず、淵が単なる折り返し縫いになっているだけです。口を何回か折り曲げて封をする単純な構造です。

kitbag2-1.jpg  

洗面道具
を入れてみました。ブラックのストライプのバッグは靴のメンテナンス道具用という記述もありますが、前述したとおり、決まってはいません。

kitbag4.jpg  

グリーンには、なんとなく糧食に関係する小物を入れてみました。


kitbag3.jpg

レッドは救急というイメージから、ファーストエイドキットを。

背嚢の収納方法については以前の記事で紹介したように細かいマニュアルがありましたが、リュックサックは特に決められておらず、また容量も大きくより多くのモノを入れることができる反面、こういったアイテムを整理するバッグが必要だったと思われます。

なお山岳猟兵部隊には別のタイプのスタッフバッグが支給されており、こちらは口が絞れるようになっています。

kitbag11.jpg
(画像はお借りしています)
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承認待ちコメント - - 2013年11月11日 08:22:33

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エーデルマン

Author:エーデルマン
脳内の99%をドイツ軍が占めている、そんなアラフィフ親父です。
注)当時のドイツ軍の装備・生活用品に興味がありますが、特定の団体・思想を支持するものではありません。

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