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工兵用鋸(Stichsäge)

こんにちは。3連休の中日、どうお過ごしでしょうか?ついに気温は35℃を突破、外出する気力も無く、家でのんびりと録り溜めたビデオでも見ようと思っています。

さて、本日は工兵部隊に支給された鋸(Stichsäge)を紹介します。

Longsaw8-1.jpg
Longsaw1-1.jpg

陣地構築の際の部材の切り出しや、ワイヤカッターでは対応できない太さの線や鉄条網の支柱を除去するのに使用されました。サイズは全長55cmでブレード部は42cmです。

Longsaw5.jpg
刃は47山で両目に付いており、引いても押しても切れるようになっています。粗目の為、どちらかと言うと木材向きのようです。

Longsaw7.jpg
ブレードにはメーカー“WINTERHOFF & CO”と陸軍(Heer)に1941年に納品された“H 1941”、アムト“WaA”の刻印があります。
 

Longsaw6-1.jpg 
ハンドルは力の入れやすい洋ノコ型です。リブ入りプレス加工のスチール製、握り部分は木製です。

Longsaw15-1.jpg 
こちらはウエストベルトに鋸を吊り下げて携行する為のカバーです。中央には銃剣の鞘を通す為のループもあります。ベルトと銃剣ループは牛革、本体は人造皮革(圧縮されたボール紙製)で作られています。


Longsaw13-2.jpg
本体ブレードの収納部は木製でそれを人工皮革で覆っています。

Longsaw3-3.jpg
ブレードを収納した状態。



Longsaw29.jpg
こちらは1940年の刻印のある初期のタイプ。カバーは革製で本体とベルトループが一枚の革で作られています。


Longsaw19.jpg 
口金部分はプレス加工のスチールで補強されています。

Longsaw32.jpg 
ブレードの形は合わせて、口金の上部の幅は広く下部は狭くなっています。

Longsaw22-1.jpg 
ベルトループの部分には、“kkd 1942?”の刻印があります。"kkd"は「Wilhelm Stern, Lederwarenfabrik, Posen」のメーカーコードと思われます。小さな穴が開けられていますが、こちらについて後述します。

Longsaw31.jpg 
1940年製のカバーには、COTTBUSにある革製品工場(LEDERWARENWERK)CURT VOGEL社の刻印があります。

一般的な携帯方法。銃剣と一緒にウエストベルトに取り付けてみました。
Longsaw18_20180715153413e9f.jpg 
うーん、カッコいい。しかし、この装着方法だと先端が膝まで達してしまう為、屈伸運動がしづらそうです。

Longsaw24.jpg 
まるでサーベルのようです。戦闘工兵の場合、「“Hinlegen!”、“Auf!”、“Masch!”」が多そうなので大変だったと思います。(というのは現代の感覚でしょうけど・・・)

で、この収納カバー、よく見ると穴が二つ開けられています。

Longsaw2-2.jpg

大戦中に開けられたもの(と信じたい)だとしたら、背負い紐を付ける為の穴ではないでしょうか?

<合成イメージ>
Longsaw27-3.jpg    
これだと邪魔にならないし、忍者みたいでカッコいいです。
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