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M38ヴィントブルーゼ(Windbluse 38)

こんにちは、エーデルマンです。ゴールデンウィーク終盤、いかがお過ごしでしょうか?今年は去年同様、巣ごもりされているのでしょうか?或いは政府に反旗を翻して観光地へ繰り出している方もいらっしゃるのかも知れません。私は近所の公園をブラブラしたり、瞑想にふけったりとのんびり過ごしております。

本日は山岳猟兵(Gebirgsjäger)に支給されたM38ヴィントブルーゼ(Windbluse 38)をアップします。

M38windbluse1.jpg
このヴィントブルーゼは長らく探していたアイテムで、偶然見つけた時は嬉しさのあまりツイッターで呟いてしまったほどです。
初めてM38ヴィントブルーゼの存在を知ったのは、左側に掲載した"雪洞で休息する山岳猟兵"の写真です。胸ポケットが2つであること、右胸に国家鷲章があることからM42ヴィントブルーゼとは違うのは一目瞭然でしたが、当初導入年や名称等は不明でした。


The German Mountain Army Soldier of WWII
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The Crowood Press UK
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最終的にはお馴染み『The German Mountain Army Soldier of WWII』でM38ヴィントブルーゼについての情報を得ることができました。
M38windbluse11.jpg
92ページ目にはM38ヴィントブルーゼが掲載されています。ポケットの数が3つや胸章が無いことから、つい最近まで完全に別のタイプと思っていました。(英語の説明は面倒なので読まないタイプ)

M38windbluse13.jpg

赤いラインのところには、1938年に山岳部隊専用として初めて導入されたアイテムでM42ヴィントブルーゼの先行モデルと紹介されています。

M38windbluse12.jpg
こちらには3つポケットの他に“2つポケットのバリエーションも見られる”と書かれています。

さらに"当時の写真で見られるような胸や袖の国家鷲章は個人で縫い付けたもので規定通りではない"と説明書きがあり、雪洞の山岳猟兵が着ているM38ヴィントブルーゼは完全にイレギュラーだったことが判明しました。

german-army-ww2-gebirgsjager-white_1_5b7ada86b9e0d4f90386ef46a629e834.jpg
確かにこちらの写真のM38ヴィントブルーゼには国家鷲章が付いていません。ちなみに手袋は模様から個人所有のものでしょうか。

それでは、M38ヴィントブルーゼの細部を見て行きましょう。

M38windbluse21.jpg
首元はレースアップで、襟とフードの開口部を調整できます。いくつかの鳩目で白いセルロイドのコーティングが外れているのが分かります。

M38windbluse10.jpg
内部にはフラップがあり風雨の侵入を防ぐことができます。内側にはフラップを留めるボタンが一つあります。

M38windbluse3-1.jpg
胸ポケットには波型の雨蓋にプリーツが付いています。

M38windbluse8-1.jpg
胸ポケットの大きさは190mmx160mmで、スノーゴーグルが余裕で入りそうです。

M38windbluse2.jpg
後ろ側です。ウエストを絞るドローコードが付いています。野戦服の上から着想する為、ゆったりした造りになっています。着丈は膝上までとなります。

M38windbluse5.jpg
袖口は絞れるようになっています。

M38windbluse6.jpg
袖口の調整はフリクション付きバックルで行います。

M38windbluse7.jpg
M42ヴィントブルーゼ(右)との比較。こちら側から見た感じでは全く同じ造りです。
M38windbluse9-1.jpg
こちら側から見ると、留め板の形状が微妙に違っています。
M38windbluse17.jpg
こちらは裏返した状態です。M42ヴィントブルーゼと違ってリバーシブルではありません。

M38windbluse18.jpg
M42と同様に、裾を固定するストラップが付いています。

M38windbluse19.jpg
『A.R.3』(Artillerie-Regiments3)のシュテンペルが押されています。このシュテンペルは戦後にノルウェー軍によって押されたとされているものの確証はありません。

M38windbluse20.jpg
フード内部に押されたシュテンペル。残念ながら判読不可能です。

GJRb-18.jpg
M38ヴィントブルーゼは1941年に生産終了となり、前述の通りM42ヴィントブルーゼに山岳猟兵のメインアウターの座を譲ります。


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脳内の99%をドイツ軍が占めている、そんなアラフィフ親父です。
注)当時のドイツ軍の装備・生活用品に興味がありますが、特定の団体・思想を支持するものではありません。

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